地域医療研修

医学教育の一部を担うことと地域の医療連携の促進を目的として、2016年度より初期臨床研修における地域医療研修を受け入れています。

当院・院長について

名古屋市昭和区いりなかにある無床診療所です。

院長の私の専門は家庭医療で、家庭医療学の視点から外来診療、訪問診療、ワクチンなどの予防医療などを行なっています。医学生の頃から、地域で働く地域住民の身近な医師になりたいと思っていました。それが何という専門家なのか当時は分からず、恩師の勧めで「学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」に参加してそれが家庭医と分かり、それ以来家庭医を目指して研修してきました。

私が初期研修を行った時期はまだ初期臨床研修必修化前で、もちろん後期研修の制度もなかったのですが、すでに全国で活躍していた家庭医の先輩方の活躍に刺激を受けながら、家庭医として必要な知識やスキルや態度をジグソーパズルのピースを集めるように研修をしていきました。(今では家庭医療専門医は国際認定された後期研修プログラムとなっています)

時期的に家庭医療専門医制度ができる時期と重なり、専門医制度にのった医療生協家庭医療後期研修プログラムの家庭医療指導医に先になったのですが、プログラムを修了するレジデントと一緒に専門医試験をうけ、はれて日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医になることができました。とてもうれしかったことを覚えています。

プログラムの指導医をしつつ、郊外の診療所の所長をしていましたが、都市部のプライマリ・ケアに興味をもったこともあり2014年に当院を開院し現在に至っています。

都市部のプライマリ・ケアで家庭医が果たす役割はとても大きいと感じており、自分自身は家庭医になって本当に良かったと思っていますが、一つの医療機関の一人の医師ができることなど非常に限られたものであることも実感しています。楽しみながら、そして新型コロナウイルス感染症後はちょっと疲れながら(?)診療している姿を一緒に経験していただけると幸いです。そして今後も大きな病院で働くであろう研修医の先生方に地域で地味に診療をしている姿を見ていただけたらと思います。

我々も医学部に入るまでは受ける側のイメージとして医療を捉えていたわけですが、大学などで医療の分野を身体と精神、あるいは解剖学的に、あるいは世代的に分類することに慣れてしまいました。プライマリ・ケアでは分類以前の未分化の問題に関わることがたびたびあります。これも経験いただけると幸いです。

初期研修医の方の週間スケジュール

8:30~朝礼・申し送り朝礼・申し送り朝礼・申し送り朝礼・申し送りお休み
9:00~午前外来午前外来訪問診療午前外来午前外来
13:30~訪問診療訪問診療訪問診療
14:00~乳幼児ワクチン ↓ ↓ ↓
15:00~午後外来午後外来午後外来午後外来
17:00頃一日の振り返り一日の振り返り一日の振り返り一日の振り返り

実績

  • 2016年度 7名(名古屋第二赤十字病院9名)
  • 2017年度 9名(名古屋第二赤十字病院7名、聖霊病院2名)
  • 2018年度 9名(名古屋第二赤十字病院9名)
  • 2019年度 10名(名古屋第二赤十字病院10名)
街の家庭医の勉強日記