診断について

2015.08.08カテゴリ:家庭医まなログ
診断について
前日は医師会の急病センターの当番だったこともあり、眠かったのですが、学生さんと混じり診断についての勉強会に参加してきました。

講師は「診断戦略」著者の志水太郎先生。お会いするのも初めてでしたが、アットホームな勉強会で学生さんと一緒に勉強して来ました。

家庭医・総合診療医の重要な仕事の一つとして、診断をつけることがありますが(それ以降が難しいことも多々ありますし、診断がついても治療方がないものもあります。ここではそれら話題は割愛します)、直感的な診断と、網羅的な鑑別診断リストの併用して、漏れがないようにしようという話題だけでなく、来院した患者さんの主訴だけでなく真の受診動機に迫ることや、患者さんが気にかけていること(concern)も気をつけるように話されていたことが印象的でした。

総合内科のカンファレンスでは前者に偏りがちで、家庭医のみのカンファレンスでは後者に偏りがちという感想を持っていて、ひとりの家庭医・総合診療医としても前者の勉強を改めて意識することと、指導医という立場としても自分のカンファレンスの進め方に気づきがありました。

参加できたのはわずかな時間でしたが、学ぶことは楽しいと感じられる、そんな数時間でした。