ひとりの子どもがけがをするということは・・・

2014.07.11カテゴリ:家庭医の目
ひとりの子どもがけがをするということは・・・
つむぎファミリークリニックの森永です。

先日クリニックの近くに住むお子さんが、転倒し顔面のけがで来院されました。

意識障害や嘔吐など、頭の中の出血がないかの評価をした後で、創の処置をしました。

幸いお顔の創は改善傾向ですが、やはり家庭医としては

目の前に特定の状態の患者さんが現れたとき、それはその患者さんだけの問題ではない。

この地域では同じようなことが他の人々にも起きるリスクを抱えている。

という思考回路になり、気になります。

台風も過ぎ去りましたので、現場の公園をみてきました。

一見したところでは、特に危険な場所は見当たりません。

もし、同じようなことが起きそうな危険なものがあれば、自治体に連絡をしようと思ったのですが、よく分かりませんでした。

ご家族からどこで転倒したのかもう少し詳しく聞くべきでしたね。

創の処置でもう1回ほど来院いただけると思うので、そのときにでも確認してみます。

そんな風に日常診療からその向こうを眺めています。